うつを治したいなら絶対やめるべき食べ物4選
うつ病の原因は脳ともストレスとも食べ物だとも言いますが、今回は人間の進化論から食べ物に絞ってお話ししていきます。
目次
狩猟採集民にうつの人はいない
これは今までも多くの記事で紹介してきたお話ですが、、、
アフリカで今も狩猟採集で生活している民族の中にはうつ病、糖尿病、肥満、心疾患の人はほとんどいません。
この理由は先進国や定住によって生活している人が運動不足であることであるとも言われています。
しかし、これには食べ物も多く関係していることがわかっています。
例えば、狩猟採集時代は毎日長い距離を移動して、様々な土地の植物や動物から栄養をとっていました。
しかし、今は様々な土地の食べ物が手に入りやすい一方で、栄養が偏りがちです。
これらの要因が重なり、体内に何らかの炎症が生じて、うつなどの文明病の原因になると言われています。
①ファーストフード、インスタント食品
言わずもがな、体に悪そうな食べ物第一位と言えばこれでしょう。
手軽で安くて速い!
というお財布に優しく時間にも優しくおいしいという最高の食べ物のようにも思いますが、、、。
高カロリー、高脂質、高糖質
という悪の3拍子でもあります。
特に、フライドポテトは表面積が大きく、油を吸収しやすいので注意が必要です!!(詳しくはトランス脂肪酸の章を)
人間は狩猟採集時代に栄養源として脂質の高いものやカロリーが高いものなどは貴重だったことから、生きるためにそれらを求める習性があると言われています。
しかし、現代では高カロリー、高脂質、高糖質のものは当たり前のように手に入るため、好んで摂取してしまいがちです。
そして体が求めているために中毒のようにファーストフードを食べ続けてしまいます。
うつ病になるとご飯を作るのが億劫になり、ついつい手軽なファーストフードに頼りがちですが、極力頻度を減らしましょう。
②加工肉
肉が日持ちしないというデメリットを改善した加工肉ですが、実は体によくありません。
加工肉と言えば、ウインナー、ソーセージ、ハム、サラミ、ベーコン
食卓に並ばない日はないほどの人気の食材ですよね💦
加工肉がよくない理由は、添加物の多さです。
一般にスーパーなどに売られている加工肉は多くの添加物を含んでいます。
そして加工肉が発がん性物質を多く含んでいることもわかっており、控えるべき食べ物であることは間違いありません。
うつ病との関連性ですが、明確な要因としては挙げられていません。
しかし、飽和脂肪酸が多いことから炎症を促進してしまい、うつ病の原因にもなるのではと言われています。
③マーガリン・ショートニングなどのトランス脂肪酸
マーガリンとバターの違いを知っている人は多いと思いますが、なぜマーガリンの方が身体に悪いのでしょうか?
これは作り方の違いとも言われています。
バターは牛乳から搾った生乳を攪拌して作られている自然のもの
マーガリンは植物油脂に水素を付加して作られた人工のもの
つまり、マーガリンは人間が作り出した新しい人工的な食べ物です。
そのためマーガリンは新しすぎるゆえに人間の身体ではうまく分解できず、悪玉コレステロールを発生させてしまうようです。
結果的に肝臓の働きが乱れたり、心血管疾患の原因となります。
ここまではよく聞く内容だと思いますが、実はうつ病のリスクも高めることがわかっています。[1]茅野 大介”食品に含まれるトランス脂肪酸は,うつ病の危険因子となり得る”ファルマシア/47 巻 (2011) 11 号/書誌
Sánchez-villegasらの研究
平均年齢37.5歳の男女約12,000人を対象にトランス脂肪酸の摂取量とうつ病の発生率を調査(コホート研究)
トランス脂肪酸の摂取量が最も多かったグループはうつ病のリスクが48%も高かった
(トランス脂肪酸の摂取量が最も少なかったグループと比較)
48%とは相当なリスクのように思いますので、すぐにでも取るのをやめるべきですね。
また、日本の農林水産省のページではトランス脂肪酸は栄養として摂取をする必要がないものとも、紹介されています。
④揚げ物
スーパーなどのお惣菜売り場に売っているコロッケや唐揚げ。
揚げたてだとサクッとして中からほろっと具が出てくる。
最近ではアイスを揚げてもおいしいというのだから、揚げれば何でもおいしくなる無敵な調理方法であることは間違いない。
そんな揚げ物!!どんな油で揚げているか知って買っていますか?
実は先ほど挙げた、トランス脂肪酸
マーガリンやショートニングよりも揚げ物の揚げ油から多く摂取しているのです!!!
今日の晩ご飯の一品が足らなかったから、カツにしようかな!なんていうそこのあなた!!
揚げ物はやめて他の総菜にしませんか?
食生活も治療のうち
なんてがっかりする方もいるかもしれません。
しかし!!!
食事も治療の一つだと思って少しずつ改善していきましょう!
参考にした本
References
↑1 | 茅野 大介”食品に含まれるトランス脂肪酸は,うつ病の危険因子となり得る”ファルマシア/47 巻 (2011) 11 号/書誌 |
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