ポジティブとネガティブについて
メンタルが強い人ってポジティブ思考なイメージを持たれがちですが、実際はどうなのでしょうか?もしネガティブも必要だとすればどんな割合にすればいいのでしょうか?今回はそんな感情の悩みを海外の研究を参考に解説します。
目次
ポジティブ思考だけでも良くない
一部の人の間ではネガティブなこともポジティブに置き換えて考えようなんてことを聞いたりもしますが、、、
実際はポジティブ思考(ポジティブな感情のみを持つこと)はメンタルによくない、成功の妨げになるということがすでに分かっています。
ネガティブな感情は何かトラブルや危険から自分を守るために湧き出るもので、不要なものではありません。
したがって、ネガティブを0にすることは大変危険です。
ネガティブを無理やりポジティブに変えるのはミスを増やしたり、大きな事故につながる問題から逃避するという言い方もできます。
これは極端な例ですが、、、
ライオンと出会ってしまったあなたが、死んでしまうかもしれないという恐怖から離れて、なかなか珍しいライオンに出会えた嬉しいなんて考えに変える必要があるでしょうか?笑
もちろん私たちが現代で遭遇するストレス元はライオンではありませんが、仕事でも問題を直視して解決に挑もうとするのは大切です。
ネガティブとポジティブの割合はポジティブが多いほど幸せ
とはいえ、ずっとネガティブでいるのは辛いですよね。
実際、ポジティブな感情を頻繁に経験する人は10年長生きする、痛みなどを感じにくい、心臓疾患にかかりにくいなど、健康や長寿と深くかかわりがあるようです。
だからこそポジティブな感情を増やしたいと考えがちだと思います。
もちろん数としてはネガティブな感情をポジティブな感情に変えちゃえばいいやと思えてしまうのですが、、、。
極論ネガティブな感情が限りなく少なくなると、心の病のサインにもなると言われています。
極度の多幸感を求めるがあまりリスクを顧みず(かえりみず)行動することにつながるからです。
ということで、バランスが大切だということがお分かりいただけたと思います。
どうやってポジティブな感情を増やすの?
では、自己肯定感が低く、ネガティブな感情で自分を責めてしまいがちな人はどうしたらいいのでしょうか。
考え方としては、ネガティブな感情を無理やりポジティブな感情にするのではなく、ポジティブな感情を経験する回数を増やすということが重要です。
具体的には以下のものがあります。(一例)
肉体系
運動をする、DHAなどのオメガ脂肪酸を摂取する、良質な睡眠をとる、日光を浴びる
つながり系
家族や仲の良い友人と過ごす時間を増やす、新しいコミュニティーを探す
あとは、普段当たり前と感じているものがなかったら、ということを想像してそのありがたさを再認識するのもいいと思います。
また、感謝ノートをつけたり、今日あったいいことをノートに書いたりするのもいいと思います。
今日の記事の関連ツイート👇
ネガティブな感情は無くしちゃダメ!
ネガティブな感情は何かに対する問題に気づいている証拠であり、その問題を直視しているということ
ポジティブな感情だけにしてしまったら、問題から逃避して、大きな失敗が起きちゃうかも!
だから、ネガティブは減らさずポジティブな感情を増やしてみるといい
— ちえみりーのうつ病体験とヨガ (@chiemilyoga) May 29, 2021
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