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大変だけど、うつ病に効果的なこと!

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みなさん、こんにちは!ちえみりーです。

精神的に不安定な状態になるといろいろと身の回りのことが億劫になりますよね。

今回は、うつ病の人が最も面倒だという『あれ!』をすることが、
実はうつ症状の改善に効果的であるということが分かっているので紹介します。

 

お風呂に入ること

『あれ』とは、

そう、入浴です。

うつ病の人のツイートでよくよく見かけるのが、お風呂に入れないというもの。

 

健康な人ならびっくりかもしれませんが、私もなかなか入れなかった人の一人です。

「お風呂に入ることが、うつ病による様々な症状を改善することに役立つ」ということが、ある研究で明らかになっているようです。

 

うつ症状の改善効果

 

ドイツ・フライブルク大学のJohannes Naumann氏らの研究

中等度のうつ病の外来患者36人に対して8週間にわたり、温熱浴による症状改善効果を観察

それぞれ、4週間介入を行った後、さらに4週間フォローアップを行った。

ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)の総スコアからうつ症状の状態を評価。

参加者を2つのグループに分けて行った。

1. 週2回40度程度の温熱浴

2. 週2回グリーンライトを浴びる(プラセボ)

 

温熱浴をしたグループではHAM-D総スコア3.14点の有意な差が認められた。

 

 

このデータから、週2回の入浴でもうつ症状の改善に効果的ということがわかります。

 

睡眠の質も改善

 

スペイン・ハエン大学のPedro Angel Latorre-Roman氏らの研究

高齢者52人を対象に、12日間温泉付きのホテルで温泉治療プログラムを提供し、睡眠、うつ症状などについて評価

参加者の男女の内訳は男性23人、女性29人

温泉は低温(20℃以上)の中硬水のアルカリイオン水(重炭酸塩、硫酸塩、ナトリウム、マグネシウムを豊富に含む)であった。

 

それぞれの要素(睡眠、うつ症状など)に男女差はあったものの、全参加者がすべての要素で改善が確認された。

 

 

このデータでは高齢者を対象に行われています、温泉療法が睡眠の質や気分の改善などに効果があるということはわかります。

 

温泉に行ってみよう!

普段、お風呂に入ることが億劫な人も、思い切って温泉などに行けば、入らなきゃもったいないと思えるのでは?

 

世界の中でも温泉大国の日本は、意外と近くに温泉施設があることも多いと思います。

 

コロナ渦で出かけることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、

近所の温泉施設にリフレッシュしに行くのもありかもしれませんね。

 

参考文献リスト

 

〇うつ症状の改善効果に関する研究

Effects of hyperthermic baths on depression, sleep and heart rate variability in patients with depressive disorder: a randomized clinical pilot trial

 

〇温泉療法の睡眠の質やうつ症状への効果に関する研究

Effect of a 12-day balneotherapy programme on pain, mood, sleep, and depression in healthy elderly people

 

 

この記事を書いた人

ちえみりー

学生時代にうつ病を発症し、就職するもすぐに休職。 もともと運動は大の苦手だったが、健康のために始めたヨガにはまり、 2019年9月にバリにてRYT200というヨガインストラクターの資格を取得。 自身の経験を元にうつなどの悩みを持つ人への情報発信や ヨガレッスンを提供している

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