ポジティブシンキングは逆効果?正しい自信を持つ方法
何かを始めたいけど、いつも続かないというあなたに、ちえみりーが最近読んだ本の中から役立つ習慣化、成功のためのマインドを紹介。今回は、巷でよく聞くポジティブシンキング(ポジティブ思考)が間違っているというお話をします。ネガティブすぎて目標達成や成功を収めることは無理かもと思う方も少し勇気が出るお話しかもしれませんね。
目次
目標達成率が上がる方法って?
よくいろんな自己啓発本に目標達成率を上げるにはこうだ!!
なんて書いてあるのを目にしますが、
ギクッとしたみなさん、私も以前は信ぴょう性を確かめず、読んで満足というタイプでした笑(驚かせてすみません💦)
目標達成とポジティブ思考
少し脱線しますが、ポジティブ思考や引き寄せの法則は科学的には成功率を上げる方法として認められていません。
むしろ逆効果になったなんて研究もあるくらいです。
なぜでしょうか?
それは、物事や状況のいい面ばかりに目を向けてしまうことで、今の状況に甘んじてしまい改善を怠ってしまうからであると言われています。
だから、自分はネガティブ思考だから成功なんて無理!と思っているみなさん、安心してください。
モチベーション理論の第一人者としてコロンビア大学で活躍されているハイディ・ハルバーソン先生もこう言っています。
「成功を信じよ。そうすれば成功はあなたのものだ。」という自己啓発本に対し、
「それって、完全な間違いですよ」
『やり抜く人の9つの習慣』より一部抜粋
簡単にいうと、望むだけでは手に入らない。欲しいなら相応の努力を惜しむな!ということなのでしょう。
現実的な楽観主義者になることが重要
ここまではポジティブ思考や引き寄せの法則について、批判的なお話をしてしまいましたが、もちろんいい面もあるようです。
ポジティブ思考には楽観的な面があり、それがいい方向に働く場合があります。
これは心理学者のアルバート・バンデュラーによって発見された事実で、この事実が間違っているという証明も未だ確認されていないようです。
しかし、ここには注意すべきポイントが!!!
目標達成が簡単だと思い込む
これはポジティブ思考、楽観主義者が陥りがちな考え方です。
ここで、ある研究事例をご紹介します。
心理学者のガブリエル・エッティンゲンが病的肥満の女性を集めて行った実験
〇目標達成が可能であると信じることで達成率が上がることを示す結果
女性たちにダイエットが成功すると思うかどうかを聞いた
⇒「成功すると思う」と答えた人が「わからない」と答えた人よりも、13キロも減量に成功した
〇成功することが困難であると思うことの重要性を示す結果
女性たちに食べ物の誘惑に打ち勝つことは簡単だと思うかどうかを聞いた
⇒「打ち勝つことは簡単」と答えた人が「そう簡単にはいかない」と答えた人よりも13キロも重いままだった
つまりは、自分の目標達成、成功を信じる楽観主義を持ちつつ、成功することが困難であると現実的に考える必要があるということです。
少し複雑で難しい気もしますが、成功を信じられなければやる気も起こらないし、難しいことを成し遂げると考えて相応の努力をする必要があるということでしょう。
参考にした本
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