フィードバックを受け止める方法
自分を成長させるためには他者からのフィードバックをもらうことは欠かせません。しかし、受け止めるのって難しいですよね。今回は私が最近読んだ本を参考にフィードバックを上手に受け止める方法を紹介します。
目次
フィードバックが受け止められない
社会人の人なら一年に一回以上人事評価をされたり、上司からコメントをされる機会もあるのでは?
そんな時、どうしても自分のネガティブな部分を言い当てられるのが受け入れられない。
そんなことはありませんか??
私はこんなことでよく悩んでいました。
受け止められない理由
では、なぜ受け止められないのか、当てはまるものを探してみましょう。
これらの理由はすべて自然に起こりえる反応で、中には避けることができないものもあります。
・フィードバックが的外れだと感じるから
誰しもが建設的なフィードバックをくれるわけではなく、中には的外れに感じるようなフィードバックを受け取る場合もあります。
・フィードバックをくれた人との関係性に
どの人からフィードバックを貰ったかは、受け取り方に大きな影響を与えますよね。
貰った人が理論的で、いつも納得させられていればすんなり受け取れるものの、、、
立場が下だったり、話が説得力に欠けていることが多い人だと、また大きなお世話と感じてしまうことも。
同じことを言われてもどの人に言われたかによって受け入れやすさは変わります。
・アイデンティーが失われると思えるから
もしそのフィードバックを受け入れてしまったら、自分の良さや自分らしさが失われると考えられると思える場合には、本能的に拒否反応を示す場合があります。
相手も自分もWinWinになれるフィードバックの受け入れ方
正直、ネガティブなフィードバックをする方はリスクはあっても得られるものが少ないのが事実。
自分がフィードバックをする側であれば、相手が自分に対してネガティブに思わないか、受け入れるのに苦労しないかなど心配になってしまい億劫になりやすいのも事実です。
そんなリスクの中フィードバックをしてくれる人には感謝しかありません。
それを上手く受け入れられれば客観的に自分を成長させられるチャンス!!
ではどうすればいいのか?
自分でフィードバックを受け取る場を設けることが一番です!!
フィードバックを受け取る側の心の準備もでき、フィードバックをする方も気を遣わずに済む。
意外にも簡単な方法ではないですか?
具体的な方法
そして次のようなことを気を付けて準備してみましょう。
・いつもの自分の傾向を知る
・フィードバックの内容と提供者を切り離してみる
・内容をアドバイスとして受け止める
・内容を深く検討する
・一つだけのフィードバックを受ける
・内容を試してみる
〇いつもの自分の傾向を知る
普段フィードバックを受ける時に起こりやすい反応を振り返ります。
振り返ることによって、対策を打ちやすくなります。
例として、私の場合は大げさに受け取りやすい傾向があるなどです。
大げさに捉えてしまうなら、一日おいて考えてみる、本当に指摘されたのは何なのかを考えてみる、深読みしないなどの対策を考えておくことができます。
〇フィードバックの内容と提供者を切り離して考える
提供者によって受け取れるかどうかを決めてしまうと、せっかくの学習、成長の機会を逃してしまいます。
そのため、何を言われたのか、誰に言われたのかを別々にして考えます。
もしどうしても切り離せない場合は、自分が納得して受け入れやすい提供者に置き換えて考えてもいいかもしれません。
〇内容をアドバイスとして受け止める
どんなフィードバックでも他人からの見え方を知ることができます。
それがすべての人にそう見えているとは限らないですが、、、。
フィードバックはその時点でどうかというものと、こうすれば良くなる(伸びしろ)というものの2種類があります。
こうすれば良くなるというアドバイス的な意味合いでとらえるとポジティブです。
悪いところをずっと見つめるよりは、伸びしろだとみれれば自己成長の可能性が広がりますよね。
〇内容を深く検討する
もらったフィードバックの正当性はすぐにはわからないですよね。
そのため、しっかり時間をかけて熟考する必要があります。
また、受け取り方によって提供者の意図していたことを取り違える可能性もあります。
相手が自分をどこへ導こうとしているか、どうとらえてほしいかはすぐに判断しないことが大切なようです。
〇一つだけのフィードバックを受ける
一度にたくさんのフィードバックを受け取ると、自分の中でうまく消化しきれずに活かすことが難しくなります。
また、たくさんのフィードバックを貰い過ぎると自分の悪いところをまじまじと思い知らされるので、メンタル的にも辛くなります。
焦点をぼやかしてしまうことにもなるので、提供者もフィードバックしにくくなります。
人事評価の時期を待つのはやめた方がいいでしょう。
そのため、1人から複数のフィードバックを受け取るのはやめましょう。
2,3人に1人1つずつ受けるのもいいかもしれません。
(1つというのは、すぐに頭に浮かんだものか、本当に一番のアドバイスなのか、状況によっても違うと思うので、複数の人に聞くと先に紹介した正当性の評価もしやすいのではないかと思います。)
〇内容を試してみる
これは最後に行うのがいいでしょう。
ある程度正当性を自分の中で考慮して、正しい受け取り方ができればぜひ行動に移す準備をしてみましょう。
この段階である程度テストをして、本格的に実行するかどうか考えてみるといいかなと思います。
参考になる本