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頭が悪くなり、メンタルが落ちる、慢性的な炎症とその原因とは?

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最近頭がうまく働かない、メンタル的に落ちている気がするなんてことはありませんか。もしかすると、慢性的な炎症が原因かもしれません。その慢性炎症について紹介します。

炎症って何?

例えば怪我をしたとき、普段であれば入らないであろう細菌やウイルスなどの外部の敵が傷口から侵入しやすくなりますよね。

そのままにしておくと、細菌やウイルスによって恐ろしい病気にかかってしまいます。

 

細菌・ばい菌のイラスト「悪い顔のキャラクター」

これでは危険すぎる!!!

 

そこで、人間の身体には、外部の敵と戦って追い出す免疫システムが備わっているんです。

その反応を一般的に炎症と呼んでいます。

 

炎症反応には、腫れ発熱発赤(ほっせき:皮膚や粘膜などが充血して赤くなる)、痛みなどがあります。

風邪をひいて熱が出たり、怪我をして傷口が腫れたり、痛みを感じたりなど体験したことがあるものもあるかもしれません。

発熱のイラスト(男性)

 

より細かく言うと、白血球やサイトカインなどが敵と最前線で戦っている状態になります。

抗体のイラスト

 

そして敵が撤退または撃退されたら炎症も自然に引いていきます。

 

ここまでは人間にとって必要な反応なのですが、、、。

今問題となっているのは、軽めの炎症が長引く状態(慢性炎症)です。

慢性炎症の危険性

この敵から身を守る防衛システムは、とても重要なのですが。

 

敵がいなくなっても炎症が起こり続ける、弱い状態でだらだらと起こり続けるなど。

炎症反応を止めることができなくなり、自分の身体の組織を傷つけてしまうという現象が起きています。

それが問題となっている慢性炎症です。

 

通常の炎症

ウイルスを攻撃する免疫細胞

 

慢性炎症

暴走する細胞のイラスト(サイトカインストーム)

敵だけではなく、味方も傷つけてしまう。

 

 

わかりやすい例でいうと、微熱がずっと続くような状態です。

体力的にも高熱ほどではないにせよ、きつい状態が続くのは我慢できませんよね。

 

そんな慢性炎症が脳に起こった場合、脳の組織が傷つけられて、不安や疲労、痛み、うつ病などにつながる※という研究が最近盛んに行われ始めています。

 

※まだまだ慢性炎症と脳疾患の関係性は研究初期段階で不明点も多いとも言われています。

慢性炎症の原因は?

慢性的なストレスや大きなストレス

過去に重大なストレス要因になる出来事を体験した人は、体内の炎症レベルが高いということが分かっています。

(循環器疾患を持つ45~90歳までの約1000人を対象にした研究)

 

同様に命に関わらないまでも、現代社会のストレスは終わりがない不安を誘発させ、ずっと闘い続けなければいけない状態にしてしまいます。

不健康な食生活

身体によくない糖分、脂肪、添加物を含む食べ物を摂ることで、脳は身体を守るために有害物質と闘う準備をしなければならなくなります。

通常、身体の敵は傷口などから侵入しますが、自分自身から摂った食べ物から大量に入ってくるとなると相当な準備が必要です。

 

そして、慢性的に身体に悪い食べ物を摂取することで、ずっと闘い続けなければならなくなります。

 

 

このように、本来であれば一時的な対処法である炎症反応が、ずっと起こり続ける環境に身を置くことで、慢性炎症になりやすくなるようです。

参考にした本

 

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この記事を書いた人

ちえみりー

学生時代にうつ病を発症し、就職するもすぐに休職。 もともと運動は大の苦手だったが、健康のために始めたヨガにはまり、 2019年9月にバリにてRYT200というヨガインストラクターの資格を取得。 自身の経験を元にうつなどの悩みを持つ人への情報発信や ヨガレッスンを提供している

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