褒める教育ってどうなの?本当にほめるべきこととは?
誰かに褒められるのはうれしいもの。だからこそ褒めようとする。今日は、最近読んだ本の中から褒めることの効果や効果的な褒め方を紹介!他の記事とあわせて読んでみてくださいね。
目次
褒めると伸びるは嘘?
みなさんは、褒められるとどんな気持ちになりますか?
もちろん嬉しい!と思う方が多いのではと思います。
ではよく子育て理論などでほめて伸ばせ!というお話がありますが、それは本当に効果的なのでしょうか?
これは一概に正しいとは言えないようです。
では、2つの例を挙げます。そのどちらの方が子どもの成長につながったのか一緒に考えてみてください。
Aくんの母
95点も取れてるよ!頭いいね!
Bくんの母
95点だよ!よく頑張ったんだね。
この2人のお母さんの違い、わかりますか?
実は、どちらも褒めている対象が違うのです。
Aくんの母⇒能力、結果
Bくんの母⇒努力、成長
実は、たったこれだけの違いで、その後の子どもの成長が左右されたようです。
褒めるならこれを褒めよう!
スタンフォード大学のキャロルデュエックさんの行った実験
思春期初期の子ども数百人を対象に非言語式のかなり難しい問題10問を解かせ、2グループに分け、異なるほめ言葉をかけた。
その後、改めてなかなか解けない難しい問題→易しい問題を解かせ、成績やマインドの変化を観察した。
なお、最初の問題を解いた時点での2グループでの成績は差がなかった。
〇能力グループ
…点数や能力を褒めた
〇努力グループ
…問題を解く努力を褒めた
能力グループ
なかなか解けない難しい問題を出された後、成績は大きく下がった
その後の易しい問題でも成績は回復しなかった
問題が解けないので、自分は頭がよくないと思うようになった
難問を解くことは面白くないと思った
努力グループ
なかなか解けない難しい問題を出された後、成績はどんどん良くなった
その後の易しい問題では、すらすら解けるようになった
難問を解く方が面白いと思うようになった
このデータからわかるように、ほめるには努力したことや成長したことを褒めるべきであるということがわかります。
参考にした本
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