語彙力を上げれば、メンタルにいい影響が出る?!
普段話慣れている日本語ですが、その中で使えている表現や語彙はわずかではありませんか?そんな語彙を豊富にすることがメンタルにどう関係するのでしょうか?その理由を見ていきます。
目次
言語は感情を見える化するツール
そもそもこんな話を聞いたことはありませんか?
森の中を歩いていた時に、どこからかカサカサという音が聞こえました。
この時あなたはどんな想像をするでしょうか?
え!?蛇が出た?!とか?
逃げなきゃ!!って思います。
では、実は鳥が足元を歩いていただけだったとわかったら?
安心します。
この時仮に言語がなかったとすると、「蛇?熊?何がいるのか?」というこの不安は言葉に表せません。
そしてその不安を言語化できたことによって、逃げるという選択肢を得たことになります。
このように日常的な不安や感情もより明確に表現することで、理解がしやすくなります。
語彙が多いとどうなるのか?
では、語彙が多い人と少ない人に同じ経験をしていただきましょう。
その上でその感情を表現してもらいましょう。
例)上司に叱られました。理由は自分の不手際ではありません。そしてものすごく怒っています。
めっちゃムカつく、腹立つ
大変遺憾です。はらわたが煮えくり返るほどの怒りを感じます。
語彙力が高い人は違う状況の怒りに対しては他の表現を使うでしょうが、語彙力が低い人は同じ表現をその状況でも使ってしまいます。
つまり、語彙力が高い人は、的確に自分の感情を表現する言葉を持ち合わせているということになります。
語彙力が高いとセルフコントロール能力が高い
ここまで読んできた方ならお察しいただけると思いますが、
自分の状況や感情を的確に表現できることで、自分が次にとるべき行動が明確になります。
そのため、状況に合わせた対応もより細かく選択できるということになります。
もちろんそこで怒りに任せて行動するのはまた違いますが、これをコントロールする能力(セルフコントロール能力)も発揮されやすくなります。
語彙力を上げる方法
では、語彙力を高めたい!!と思った人も多いはず。
そんな方のために語彙力を上げる方法を紹介します。
読書
本を読むことで多くの単語や語彙に触れることができるので、自分の好きな本から読み始めてみるといいかも。
より多くの語彙に触れたい場合は、小説や古典文学などに触れるといいでしょう。
日記を書く
自分の持つ感情を的確に表現できる語彙を普段から見つけるために、日記をつけるのもいいでしょう。
その際にはネットでもいいので、感情表現の語彙を調べながら使うと、より実践的な表現が身に付きます。
多言語を習得する
これはなかなかハードルが高い方法ではありますが、それぞれの言語には他の言語に訳せない単語が存在します。
また、単純に普段表現していた語彙を英語などに置き換えるだけでも、バリエーションが増えるのでお勧めです。
参考にした本
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