【読書メモ】Compassion
今日は最近読んだ本「Compassion」に関する読書メモを記事で簡単に残したいと思います。
目次
この本を読む目的
正しいことや良いことをしようとして起こるジレンマなどとどう付き合えばいいのか、コンパッションについて知るため。
著者 ジョアン・ハリファックス さんとは
アメリカ出身の禅仏教の指導者、人類学者、生態学者など、広く活躍されている。
コンパッション(慈悲や共感など)についてTEDでの登壇経験もあり、自身の経験や科学的根拠を元に人の心の在り方などを伝えている。
どんな本?
人は利己的に生きるのか、それとも他人のために利他的に生きるのか。
他人とどういう気持ちをもって接するべきなのか。
他人の役に立つ必要があるのはわかるけど、自分も傷ついてしまうのは何が間違っているのか?
”勇気に満ちた人生”を送るための2面性を持つ資質を取り上げて解説されている。
難しい内容ではありますが、様々な日々のジレンマや心の在り方を知りたい人には道しるべとなってくれるであろう一冊です。
印象的な部分
共感疲労…他人に共感しようとし過ぎた結果、その苦しみが自分のものか
他人のものかわからなく状態
⇒助けているつもりが余計なことをしてしまう原因にもなる
オープンモニタリングが効果的
病的な利他性…他人への援助が過剰に熱心になり、自分の欲求を無視し続ける
ことで、反動のように相手に対して嫌悪感を抱いてしまうこと。
この後に自分への罪悪感にもつながる。
→不安感や承認欲求などが起きてむしろ害を与えてしまう
⇒助ける相手と対等な関係を築くことが大切
ことで、反動のように相手に対して嫌悪感を抱いてしまうこと。
この後に自分への罪悪感にもつながる。
→不安感や承認欲求などが起きてむしろ害を与えてしまう
⇒助ける相手と対等な関係を築くことが大切
敬意を深める、知恵をはぐくむ、レジリエンスを高める
→自己と他者の入れ替えが有効
→自己と他者の入れ替えが有効
感想
良心に基づいた行動であっても、それが裏目に出ることがあると気づくことが多いが、それはなぜなのか。何が正しい行動なのかを考えさせられる本であった。また、それと同時に物事にはバランスというものが必要で、私たちはその崖のふちにいつも立たされていることを考えておこうと思った。
この本から得られたToDo
・瞑想を習慣にして心をもっと観察できるようにしたい。
・共感疲労との向き合い方、防ぎ方を考えたい。
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